愛犬と一緒に暮らす家

柔らかく空間を仕切る柱の向こうに、大切な家族である愛犬と小鳥のためのスペースを設けました。犬は家全体を動き回れること、いつも人と一緒に居ることがストレスになることがあるそうです。このコーナーを設けることで安全でリラックスできる居場所を作りました。また、動物が苦手なご友人も安心してお迎えできます。

白い壁と木目が美しい無垢の床板のリビングは、カーテンではなく障子採用しました。障子を通して柔らかな日が届き、日中は照明がいりません。障子は壁の中に引き込めるようになっており、障子を開けた時もスッキリし、窓からの視野も広がります。吹抜け障子にするとどこかほっとする空間になるのは、昔から慣れ親しんできた和の雰囲気を感じるからかもしれません。

リビング・ダイニングの上は吹抜けになっており、タテに広がりのある空間です。勾配天井は板張り・梁見せにして、木の優しい雰囲気あふれる空間にしました。

対面式のキッチンは、リビングやダイニングで過ごすご家族を見守りながらお料理ができます。キッチントップは色々なものを置くので、手元のカウンターを高めにすることで、キッチンまわりの生活感を隠すことができます。キッチンの裏側には収納とデスクスペースを設けました。

リビング階段は起きてきたときや帰宅したとき2階の自室を行き来するのに必ずLDKを通るため、ご家族が顔を合わせる機会が多くなります。階段下のスペースを利用して収納を設けました。階段近くの目立つ場所にあるホワイトボードは、覚え書きや家族へのメッセージを書くのにピッタリです。コルクボードや黒板でもおしゃれですが、ホワイトボードはインテリアに馴染み、手も部屋も汚れにくく使いやすいです。

オリジナルの洗面台。コンパクトな空間なため、壁の中に収納できる鏡を採用しました。普段は窓にしておいて光と風を通し、鏡を使用するときは壁からスライドして出します。水色のタイルで清潔感のあるおしゃれな洗面台に仕上がりました。

しっとりと落ち着いた雰囲気の和室。小縁と天井にあしらわれた「あじろ」が高級感を漂わせます。入り皮の変木とケヤキの板でできた吊り床が、一層味のある空間を演出しています。材種もオーナーさまにお選びいただいた想い入れのある和室です。

ご夫婦でおやすみのスタイルが違い、旦那さまは洋室、奥さまは和室をご希望でしたので、建具を挟んで隣同士に配置しました。何となくお互いの雰囲気が感じられて安心です。

荷物を出し入れしやすい、使いやすいサイズの小屋裏収納。窓を設けたため、換気を行うことが出来ます。収納に使うにはもったいないくらい、落ち着ける隠れ家的な空間です。

シューズクロークの壁の上部が空いており、勾配天井も相まって空間の奥行きが感じられます。間接照明で天井を照らすことで、勾配天井の木目が引き立ちます。シューズクロークとの間に建具があることで、玄関からは雑多なものが見えないようになっており、玄関が非常にスッキリとします。

玄関アプローチは風通りも考慮しました。ポーチ柱がほどよい目隠しになっています。広めのポーチは雨の日にも重宝します。

切妻屋根の落ち着いた外観。玄関部分だけ異なる模様にすることで、アクセントになっています。