書斎から列車を眺める家

5本の柱によってダイニングとの間を柔らかく区切ったリビング。強度のための柱ではありますが、4本の化粧柱を追加で配置することで空間デザインも考慮しました。また、オーナー様のご希望で小上がりの畳スペースを配置しました。畳と壁空間を活用して収納を設けました。お子様のおもちゃなどを収納できます。

ダイニングとキッチンは並列型。配膳の動線が短く、家事ラクな配置です。リビングと畳スペースも合わせて一つの大きな空間となっており、開放的です。リビングで過ごす家族の様子を見守りながらお料理ができます。

白色で統一したキッチン。背面収納と天井高の可動棚があり、キッチン用品の収納としては十分なスペースを確保しました。また、シンクの足元は収納をなしにしてごみ箱スペースにしました。シンクのすぐ下にごみ箱があると、料理中やお皿を洗ったときに出る生ごみを、床に水滴をたらさず捨てることができます。

ダイニングの背面にはデスクを配置しました。PC作業やちょっとした書き物などをするのに重宝します。

書斎は、ご主人が大好きな列車を眺められるように、間取りの配置と窓の高さを工夫しました。デスクも造作だと部屋の幅に合わせて作ることができます。

造作の洗面台は、洗面ボウルと左右の台が一体になっており、奥と左の壁にも隙間がないため、お掃除が非常にラクです。3面鏡の裏は収納になっており、洗面台下の左右も引き出しを設けたため、普段使用するものからストック品まで十分に収納できます。

収納と手洗いのある非常にシンプルなトイレですが、実は半分から下の部分がパネルになっています。こちらは富田製材が考える「お手入れがラクなトイレ」です。壁に飛び跳ねた見えない汚れも、パネルなのでさっと拭き取ることができます。

床の間を広く取り、壁の色と形にこだわり、飾り棚と縦長の窓、間接照明によって空間的にデザイン性の高い和室に仕上げました。

洗濯物を取込む・畳む・収納するが1階で完結できるファミリークローゼット。ご家族それぞれのお部屋まで畳んだお洋服を持っていく手間が省けて、家事がラクになります。

外壁は1階を白、2階を茶色のツートーンにして、屋根を切妻にすることで和モダンに仕上げました。勝手口からリビングとダイニングの開口部まで続けて庇があり、突然の雨も降りこむ心配がありません。リビングとダイニング外のウッドデッキが、家の中と外をつないでくれます。休日にはお庭で遊んだりバーベキューをするなど、家で過ごす楽しみを満喫できます。