1階のプライバシーに工夫した2世帯の家

木の素材感と温かみを感じられる落ち着いた印象のLDK。床は桧の無垢材で、日に日に味わい深くなる経年変化を楽しめます。テレビボードやカウンターはオリジナルの造作です。お家やご家族の

踏み天井の天井高が通常よりも高い2.770mmにし、照明も埋め込みにすることで広がり感を演出しました。梁見せ・板張りにして、木で溢れた空間になりました。正面の建具は和室に繋がっています。建具を開ればリビングの一部として使用することができます。

ダイニングの壁にはコルクボードとホワイトボードを設けました。空間によく馴染み、上部を開けることで大きさの割に圧迫感がありません。カレンダーやお子様が持ち帰るプリント、伝言やメモ書きなど大切な情報をいつでも確認できますし、お子様のお絵かきや磁石遊びにも使えます。

落ち着いた色のキッチンは、壁付けにしました。壁付けキッチンのメリットは、居室スペースを広く取れる、お料理に集中できる、臭いや汚れがリビング・ダイニングへ広がりにくいなどがあります。正面に窓を配置して、光と風の通りも考慮しました。

オリジナルの障子には、アクセントにぎふの木の「いちい」を使用しました。落ち着いた温かみのある空間に、どこか洗練された雰囲気を感じられます。

1階のリビング・和室・洋室には可動ルーバー式の雨戸を採用しました。二重ロックで防犯性にも優れ、雨戸を閉めたままでもルーバーを開ければ光を風を通すことができます。1階でお休みになられる際にもご安心いただけます。

1階お母様の寝室には、上部に開け閉めのできる扉を設置。明るさ・風通しも十分に確保できます。リビングと繋がる扉のおかげで実際の広さよりも、広がり感を感じられる空間に仕上がっています。

2階の洋室には、大容量のウォークインクローゼットがあります。お部屋にタンスを置かなくてもいいので、広さもそのまま。お部屋の中がすっきりとします。

広めのバルコニーでは、お布団や洗濯物をゆったりと干すことができます。軒が深いので、多少の雨では洗濯物が濡れることがなく、急な雨でも焦せらなくて済みます。

玄関横に設けたご家族専用のエントランスクローク。コートなどよく使う上着等もかけられるようになっています。

垂木をあらわしにして仕上げた軒天井。すっきりとした仕上げながら、味わいのある木質感が重厚な雰囲気を醸し出します。

切妻の屋根と、ダーク色のガルバ×白のスイス漆喰の外壁によって和モダンな雰囲気に仕上げました。