リビング階段と吹抜けのある家

リビングの大きな窓を通して目の前に広がる田園風景が、四季の移ろいを感じさせてくれます。玄関から直接入れる和室は、プライベート空間をお見せすることなくお客様をお通しできます。また、リビングとの間の建具が引き込みになっており、リビングの一部として使用することもできます。

上部には大きな吹抜けがあり、縦に広がりのある空間です。吹抜けに設けた高窓からは、朝陽が心地よく差し込み、夜になると満点の星空を眺めることができます。

壁に囲われたキッチンは、集中してお料理したい、キッチンの物をなるべく見せたくないという方に最適です。とはいえ、壁には囲われているもののダイニングとは対面で、吊棚なしで大きな開口を設けてあるので、窓から外を眺めながら、また家族と会話を楽しみながらお料理ができます。

白を基調としたシンプルなキッチン。背面は吊戸棚も含めてたくさんのものが収納できますし。見せる部分には調理家具を置くスペースが十分に確保してあります。また、奥には勝手口があり、ごみ出しや資源ごみを置いておくのに便利です。

階段下を利用したデスクスペースは、ちょっとした書き物やPC作業をするのにぴったりな空間です。かわいらしい書棚や手元を照らすオリジナルの照明を設置しました。

普段使う衣類はここへまとめて収納します。干して畳んだ洗濯物を、ご家族それぞれのお部屋に洗濯物を運ぶという手間がなくなり、家事が非常にラクになります。棚はすべて可動式になっているため、籠や物の大きさによって高さを変えることができます。

大きな吹抜けに面したファミリーコーナーは、南面と東面の窓からの景色を楽しみながら作業することができます。また、1階のご家族の気配を感じつつ、お子様が宿題をしたり本を読んだり、お仕事にも使える家族共有のスペースです。

板張りの勾配天井にしたことで、お部屋が開放的で広く感じられます。クローゼット内は調湿効果のある杉の板張りにしたことで、衣類を大切に保管できます。また、棚はすのこ状になっているので、お布団をそのまま置いても湿気らないのも大きなメリットです。

上り下りに考慮して固定階段にしました。よくある「物を入れたら入れっぱなし」ということになりづらくなります。また、ゆとりある広さを確保したため、物の出し入れが大変スムーズです。

和の趣が感じられる空間にしました。飾り棚を床から浮かせて間接照明を設け、光による演出も考慮しました。訪れた人を心地よく迎えてくれます。右の建具を開けると直接和室へいくことができます。

西面に長く伸びた軒。幅広の軒下は使い勝手がよく、雨の日に外出先から戻って傘を畳んだり、玄関の鍵を開けたり、お子様のレインコートを脱がせたりと、非常に重宝します。

黒い屋根と白い外壁のコントラストが美しい和を基調とした外観。100％天然素材でアルカリ性が強く自浄作用のあるスイス漆喰を使用しています。静電気を帯びないので汚れがつきにくい性質を持っているため、メンテナンスが少なくて済みます。